半年ほど前に、書店で目に留まり買ってたんですが、ずっと読んでなく、やっと読みました。
幼い頃から、野球に接してきた、自称「野球小僧」だったもので、興味津々でした。
選手だけでなく、指導者、審判、スコアラーなどにスポットを当てた短編ものです。
一見華やかな世界、活躍した人であっても、普段自分が目にするのは表面の世界(結果)。しかし、その過程(プロセス)においては、失敗、挫折、葛藤を繰り返しながら、前進しつづける姿が、かなりリアルに伝わってきます。
野球をテーマにしていますが、人生を生きていくための、心の動き、心のあり方に通じるものを感じました。
読み進みながら、何故か自分の思い出が、どんどん溢れてきました。
小学生時代は、毎日、学校が終わると、近所の子供たちが近くの公園に集まり、日が暮れるまで野球をやっていたこと。ただただ楽しかったなあ。
小学6年生の時、友達に誘ってもらい、スポーツ少年団でソフトボールを始めたこと。誘ってくれた友達に感謝。
初めてユニフォームを貰ったときの感激。
初めてホームラン(ランニングホームラン)を打ち、ダイヤモンドを駆け抜けるときのワクワク感。
などなど、久しぶりにリアルに思い出しました。
些細なことに感動する感受性。
自分が出会ったものに、心から好きになること。
の大切さを感じました。
子供のころの純粋さを思い出させてくれる本でした。
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