4日午後から5日早朝にかけ、富山市堀川町付近で住宅敷地内などに止めてあった車がパンクさせられる被害が相次いぎました。富山中央署によると、被害に遭った車は20台以上とみられ、いずれの車もタイヤの側面に千枚通しのような物で開けられたような穴があったとのこです。
ところで、こういった被害に遭った時、自動車保険(車両保険)での保険金支払の対象になるのでしょうか?
新聞記事の情報しかないもので、今回の被害はタイヤのパンクのみで、ボディー等に被害はない場合を想定しています。
まずは結論から。今回の被害では、保険金を受け取ることはできません。
車両保険の補償対象は、法令などで装備を禁止されているもの、あるいは装飾品など一定のものを除いた、クルマに定着装備しているものすべてとなっています。
ところが、火災と盗難以外の原因でタイヤがパンクして、タイヤ以外の損害がない場合、保険金は支払われないことになっています。
今回の被害は、ほかの部分にも損害が生じなかったため、保険金が支払われないのです。仮に今回の事故で、タイヤ以外にも損害が発生していたならば、パンク損害分も含めた保険金が支払われることになったわけです。
タイヤだけの損害で保険金が支払われるケースは、破損原因が火災と盗難によるものに限られています。
スペースの関係で非常に簡単な説明で申し訳ございませんが、詳しくは、お取引の代理店、もしくは保険会社にお問い合わせください。
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