2013年11月16日土曜日

読書のススメ 「王者の魂 〜頂点を知る男たち。その葛藤と自任〜」(矢崎良一 監修)

久しぶりに魂に響いた本です。

僕自身が高校野球を経験をしていることもありますが、故郷である愛媛の松山商業・重澤和史監督が、第一章で「王国の継承者」として取り上げられていることも重なり、読ませて頂きました。

松山商業野球部の100年を超える歴史の中で、初のOB以外の監督でもあり、何かと注目していたこともあります。

愛媛の野球で育った僕としては、感想も松山商業・重澤監督中心になることはお許しください。

印象に残った重澤監督の言葉として、

・松山商業で野球をする「覚悟」と「決意」。
・野球はヘタクソでもいい。けど、心意気や意識は一級品でなくてはいけないんです。
・勝つだけじゃなくて、学校で教職員や一般生徒に応援されたり、地域に愛されたりとか、そういうことが必要な時代。
・してもらっていることに対して感謝の気持ちを持てない選手が、いくら練習をしても野球は上手くなれない。
・感性豊かな子は、野球でも、普段の生活でも、いろんなことに気が付く。
・とにかく人間を鍛えて、人間性を磨いて、人間力を身につけたら、高めたら、いろんなことが頑張れるようになる。
・今の子は、指導の意図や答を知らせなきゃ、耐えられないんです。
・自己犠牲ではなく、自分が生きる道を探す作業。
・高校野球っていうのは、辛抱を学ぶんだ。辛抱することを教わるんだ。練習で努力してもなかなか認められない。試合でも使ってもらえない。でも、辛抱しながら努力を続けることで、いつか芽が出て花が咲く。それなのに、向上心がない、理性がない、感情の赴くままに行動していたらいかんよ。言いたいことがあっても、今、その言葉を発しちゃいけないんだ。ここでそれをやっちゃいけないんだ。それをわかる人間になってほしい。

それぞれの言葉を、仕事、会社、組織、チーム、家庭、家族、同僚、上司、部下、取引先、お客さま 等々に置き換えてみると、通じるものがあります。

ふと、高校時代の松井監督の言葉を思い出しました。
「野球をやったから立派な人間になれるんじゃない。野球から何を学んだかが大切なんだ。」

魂を熱くしたい方にオススメです。

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本書内の心に刺さった写真です。



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