2011年6月19日日曜日

心を整える。~勝利をたぐり寄せるための56の習慣~ 長谷部誠 著

今、話題の本を読みました。

サッカー日本代表の長谷部誠氏の著書。

70万部を突破したそうで、女性に人気とのこと。

また、印税は全額、ユニセフを通じて「東日本大震災」支援のために寄付ということで話題にもなっています。

一気に読んじゃいました。頭で理解するというより、心で読むという感じです。

自分の心を弱さを認め、受け入れた上で、どう対処するかを事例を交え、本人も何度も言っていますが、「上から目線にならない」というスタンスが伝わってきました。

成功しているプロアスリートだから、強いメンタリティーと思いがちですが、「心は鍛えるものではなく、整えるもの」という考えが、親近感を憶え、長谷部選手の人柄が想像できます。

プロアスリートも自分たちと同じように、もがき、苦しみながらも、自分のスタイルで規律正しく生活することの大切さも感じました。

「1日30分心を鎮める時間を作る」

「平穏に夜を過ごし、睡眠をしっかり取る」

など、ここ一番で力を発揮するための工夫は自分にも取り入れることが出来そうです。

一番印象に残ったのは、「自分の名前に誇りを持つ」です。

著者は自分の名前である「誠」が、子供の頃はありふれた名前で、どこか古臭い感じで好きでなかったそうですが、いつしか大好きになり、この名前を意識して行動するようになったそうです。

これには共感しました。

僕も自分の名前である「節(タカシ)」が子供のころは好きではありませんでした。

名前をちゃんと読んでもらえず、「ブシ」「セツ」と呼ばれたり、女性と間違えられたりして、子供心に嫌な気持ちになりました。

ちなみに、節という名前には「竹は節(フシ)があるから真っ直ぐ伸びる。節(フシ)があるから折れない。正直で強い人間になって欲しい」という願いが込められていると聞きました。

名前の意味を知り、今はこの名前が好きで、名前をつけてくれた両親(漢字は4歳上の姉が選んだという説もあります)に感謝し、両親の願いのような人間に近づくことが、僕の人生の到達点だと思っています。

最後は本とは関係ない僕の話になりましたが、スーッと心の中に染み込む感覚の本で、お勧めです。

心を整える。~勝利をたぐり寄せるための56の習慣~ 長谷部誠 著

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